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2008年05月05日

SHOWTA.「光のゲンちゃん」はなかなかカッコいい

 私はコミカルなタッチの曲が大好きだ。ただし条件がある。「お遊び」ではなく、その曲にマジで取り組み、自己表現しようとしていることだ。と言うか実は話は逆で、コミカルな曲ほど、上手に心地よく歌うのが難しいのだ。関ジャニ∞の一連のヒット曲は、それを見事にこなした典型になる。

 SHOWTA. の「光のゲンちゃん」も、まさに歌唱能力の高さを示す、そして私の大好きなメロディを持つ曲だ。

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posted by さとる at 00:06| 私を支える歌

2008年05月04日

米寿司「No more」「修業唄」に堪能する

 早く「銀幕版スシ王子!」を観たくてたまらない。人をおとしめ、からかってウケを狙う昨今の「お笑い」と違って、会話の軽妙さや人間の行動・しぐさの面白さで笑わせ、とんでもないストーリー展開でハラハラワクワクさせる。ドラマの時から夢中になった。

 その映画はなんとか近々観るとして、その前に主題歌を聴いた。これがなかなかカッコいい。堂本光一が役名米寿司(まいず・つかさ)名義で出した「No more」だ。

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posted by さとる at 10:33| 私を支える歌

2008年04月18日

DJ OZMA と「クレヨンしんちゃん」

 DJ OZMA が映画「クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」(明日19日から公開)の主題歌「人気者で行こう!」を歌っていて、これがなかなか悪くない。DJ OZMA のキャラクターとしんちゃんのキャラクターがどこかで妙にシンクロしている。

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posted by さとる at 23:06| 私を支える歌

2008年04月16日

森高千里「ララ サンシャイン」「むかしの人は…」の心地よい脱力感

 森高千里の「ララ サンシャイン」が再発売された。この曲が CM に使われたかららしい。DVD を付けた初回限定盤も出す売り方のせこさは別として、21世紀に入ってからは、ベストアルバム1枚しか出していないので、すごく久しぶりに森高千里に会った気がする。

 なつかしくまた新鮮に「ララ サンシャイン」とカップリングの「むかしの人は…」を聴いてぶっ飛んだ。こんな歌詞を、こんな歌い方で歌っていたんだったけ。

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posted by さとる at 23:18| 私を支える歌

2008年04月09日

うれしい時にも関ジャニ∞&大野靖之

 個人的にちょっとうれしいことがあった。しんどい時や、へこんでいる時や、切ない気分の時も音楽を聴きたくなるけれど、うれしい時だって負けず劣らず、お気に入りの曲を聴きたくなる。

 CD から iTunes に取り込んだ曲をリピートすることになるわけだけれど、やっぱり自分と波長が合っていて、エンパワーしてくれる曲が選ばれちゃうんだよね。今日は関ジャニ∞大野靖之さん

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posted by さとる at 23:02| 私を支える歌

2008年04月08日

浜崎あゆみ「Mirrorcle World」「Life」という旅立ち

 浜崎あゆみが、今日4月8日でちょうど CD デビュー10年を迎える。すごく早いような感じと、20年くらいやっているベテランだったんじゃなかったっけなんてカン違いとが同居する、不思議な感慨にとらわれる。それだけ濃厚に彼女が走り続けてきた証拠だ。

 記念シングルは「Mirrorcle World」。「Mirrorcle」という単語は英語にはないので、mirror(鏡)+miracle(奇跡)の造語だと推定されている。1月に発売されたアルバム『GUILTY』の1曲目「Mirror」のフルサイズヴァージョン。

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2008年04月07日

今こそリアルな「反戦歌」

 何週間か前に、CD ショップで『反戦歌』というコンピレーションアルバムを見つけて、内容が充実していたので、近年には珍しくソッコーで買ってしまった。

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 2004年に発売されていたのだけれど、知らなかった。1960年代後半から70年代前半までの、反戦をテーマにしたフォークソング15曲を集めたものだ。

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2008年03月18日

聖子の声が舞う季節に

 長く特定のアーティストのファンをやっていて、近年大ヒットがないと、何とか「もう一花咲かせてほしい」と思うのは、当然の心理だろう。

 そこへ松田聖子の新曲「花びら舞う季節に」がリリースされ、今日(18日)さっそくフラゲしてきた。かれこれ松田聖子を30年近く応援していることになる。

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posted by さとる at 23:45| 私を支える歌

2008年03月17日

私は本当に「オーダーメイド」なのか?

 時々これは大ヒットする、と1回聴いただけでわかる曲がある。その曲の輪郭がすごくくっきりしていて、ヴォーカルも楽器の音も、しゃきっとした存在感を持って迫ってきた場合だ。

 RADWIMPS の「オーダーメイド」は久々にそういう曲のひとつだった。忘れもしないフラゲ日(1月22日)に聴いた時、これで RADWIMPS は大ブレイクする、と確信した。

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posted by さとる at 23:30| 私を支える歌

2008年03月09日

モノノケが踊りまくる

 もともと「ゲゲゲの鬼太郎」は大ファンなのだけれど、最近の本編(日曜朝のフジテレビ系)は妖怪が「人間」社会に毒されすぎて、「人間」と同じような物欲や拝金主義につかってしまって、モノノケぶりが物足りない。

 そんな時始まった「墓場鬼太郎」(フジテレビは木曜深夜/水木しげるが最初に書いた貸本時代の鬼太郎シリーズ[1959年〜]のアニメ化)は、なかなかに怖くて見ごたえがある。

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posted by さとる at 00:00| 私を支える歌

2008年03月06日

今年は男性ヴォーカルの時代になりそうだ

 ジェロ「海雪」がいい。メディアによっては「アフリカ系だから」(実際は日本人が4分の1)という点だけが強調されているけれど、その表現力こそが感動を呼んでいるのだ。

 演歌歌手にありがちなやや過剰な思い入れではなく、しっとりと穏やかに感情を込めて歌っているのがすばらしい。それでいて演歌の伝統的なこぶし回しもしっかりおさえていて、広い範囲の層に受け入れられる要素を持っている。サビのメロディも覚えやすく、たたみかけるように入っていくところがまたポップだ。

 何よりも彼が本当に演歌を歌いたくて歌いたくて仕方なくて、のびやかに心から楽しく歌っていることが伝わってくるのがうれしい。歌の世界に入り、さらにそれを自分の世界にして、彼の内面から、伝えたいという「気」が脈々と伝わってくる。


 清水翔太「HOME」の表現力も並ではない。自分の「居場所」について歌った歌詞も深いし、声にものすごい「ちから」がこもっている。ヒップホップとかシンガーソングライターとか分けられない1人の「表現者」として立ち現れている。

 たぶん18歳ながら、ここに来るまでにいろいろなことがあったことが予想される。それを歌にしきる……簡単なようで自分の体験を伝わるように表現するのは大変なことなのだ。私も自分のことを伝えるのにいまだに暗中模索している。

 ジェロにも清水翔太にも共通しているのは、歯切れが良くわかりやすい「日本語」だ。何を言っているのかがわかる、こんな当たり前のことでさえ、今の J-POP では「当然」ではないのだ。この2曲がロングセラーになりつつあるのはうれしい、とってもうれしい(「伊藤悟的」ななつかしい文体だ)。


 とすれば、ひとつひとつの言葉を大事にし、しっかりと発音し、どの瞬間にも歌に自分の想いを乗せているシンガーソングライターを思わずにはいられない。

 次は久しぶりに大野靖之さんのことを書く。

posted by さとる at 00:01| 私を支える歌

2007年11月13日

Hey! Say! JUMP「Ultra Music Power」にワクワク、ほのぼの

 体調もだいぶ回復して、今日(13日)は Hey! Say! JUMP の「Ultra Music Power」をフラゲすることができた。

 この曲をさっそく買った理由は、タイトルナンバーの作曲が馬飼野康二さんだからだ。関ジャニ∞の「関風ファイティング」を初めとして、私はなぜかこの人の創る曲に波長がぴったり合ってしまう。今までしんどい時にどれだけ馬飼野さんの曲に助けられたことか。もう50代後半の馬飼野さんが21世紀に入ってもヒット曲を出し続けていることは驚異というしかない。

 とりわけ新しいグループの門出には、馬飼野さんの活気と希望があふれるメロディが実に良く似合う。デビュー曲が馬飼野さんというだけで活躍を約束された気分にさえなる。

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posted by さとる at 22:53| 私を支える歌

2007年09月25日

アンジェラ・アキ「TODAY」で「今日を生きよう」

 アンジェラ・アキは、なだめるように、いつくしむように、あったかく私たちを包んでくれる。セカンド・アルバム「TODAY」は極上の作品だ。

 それぞれの曲を聴き込めば聴き込むほど、身体の中にあかりが灯ったような気分になり、じわっとゆっくりだけれども、彼女のような存在がいることがうれしくなり、続いて自分のような存在があることもうれしくなってくる。

 私はとりわけ、「たしかに」を聴いていると涙が今にもあふれ出しそうになる(シングルで聴いた時は本当に泣いた)。軽やかめのメロディに乗って、彼女の確実でしかし柔らかい歌唱に身を委ねていると、何かを信じて生きていけそうな気がしてくる。「たしかに 愛はある」で始まって「たしかに 愛はある」で終わる構成もすばらしい。一生「私を支える歌」でいてくれそうだ。

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posted by さとる at 22:54| 私を支える歌

2007年09月15日

KinKi Kids「永遠に」のスケールの大きさ

 10年間、時代にも遅れずに質が高い楽曲を歌い続けることは、誰にでもできることではない。ずっと同じであることは許されないからだ。

 楽曲を創り制作する側も、歌う側も、進化をし続けていないと26曲連続でヒットシングルをくり出すことなど不可能だ。事実、堂本ふたりは歌唱力やハーモニーを飛躍的に向上させてきた。

 「永遠に」はそんな実力がいかんなく発揮されたシングルだ。

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posted by さとる at 22:29| 私を支える歌

2007年08月16日

TOKIO「本日、未熟者」の抜群な説得力

 正直、中島みゆきが再度、TOKIO に曲を提供してくれるとは思っていなかった。それは他でもなく、TOKIO が中島みゆきの楽曲に向きあい自分たちの音楽として消化して表現したことを彼女が評価したからだろう。

 だから明らかに「宙船(そらふね)」よりもこの「本日、未熟者」の方が、メロディやリズムのとり方が難しくなっている。中島みゆきの歌は、いざ歌おうとすると、同じメロディをリフレインするところがきわめて難しい。

 リフレインをただ単調に同じように歌っても間延びするし、変化をつけ過ぎても誇張になる。微妙に変化させて流れを作らなければならない。「本日、未熟者」も、サビのリフレインに情感を込めるのは簡単にできることではない。

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posted by さとる at 20:37| 私を支える歌

2007年08月11日

「十七歳の地図」を描き直そう[尾崎豊ライブドキュメントを見て]

 8月10日、NHK「プレミアム10」で尾崎豊の1985年8月25日のライブを、裏側の映像もまじえて特集していた。

 私は胸にぐっと来るものをこらえながら見ていた。なぜなら、そのライブ会場に私もいたからだ。知り合いの高校生3人といっしょに、はるばる大阪球場(今はない)まで出かけて観たライブだ。


 歌詞は学校や社会に圧迫される10代の心情を余すところなく表現し、その言葉たちに、これしかない、という曲が付けられ、今聴いても完成度の高いすばらしい作品になっている。番組中で学者で評論家の茂木健一郎氏が言っていたように、芥川賞を取ってもおかしくない「芸術」だった、と今も改めて思う。

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posted by さとる at 01:19| 私を支える歌

2007年08月09日

KinKi Kids「39」の未来と希望と前進

 ヒット曲は、シングルとして聴くのと、アルバムの中で聴くのと、ベスト盤に入ったものを聴くのと、微妙に感じ方が変わってくる。それぞれに違う「流れ」の中で聴くからだろう。


 KinKi Kids「39」をやっとじっくり聴いた。私はどちらかというと KinKi Kids の曲の中では、完全なバラードよりもテンポの速い曲たちにたくさん励まされてきた。

 「全部だきしめて」「フラワー」「雨のメロディ」「好きになってく愛してく」「ボクの背中には羽根がある」「Hey! みんな元気かい?」「夏模様」「BRAND NEW SONG」といったラインナップは、カラオケで歌うたびに、CD で聴くたびに、私の心に何かを灯してくれた。実は「KinKi のやる気まんまんソング」なんてユーモラスな曲もお気に入りだったりする。


 だから上記8曲のうち3曲しか「39」に入っていないことが、ちょっと意外だった。全体に渋めのチョイスがされている感じがする。

 しかし、15年以上いっしょに活動してきた堂本ふたりとファンが、CD デビュー10周年にあたって選んだ39曲もなかなかのものだと思う。ファンの10曲(+新曲1曲)→堂本光一の14曲→堂本剛の14曲と聴いていったのだけれど、シングル曲も、だいぶ前の曲も、最新の曲も、ひとつの「芯」を持って聴くことができた。

 売れたかどうか、ポップかどうか、華やかかどうかではなく、堂本ふたりとファンの想いが込められている曲が収録されているのだ。その想いのイメージもおぼろげに掴めるような気がした。


 キーワードは未来と希望と前進だ。とりわけ「Music of Life」にはそれが凝縮してつめこまれている。「僕たちは君たちはなんて弱虫なんだ」「目を覚ませ 今すぐに」。そして最後の英語詩まで読むと、「愛」があれば「そこに到達できる」とある。

 新しい世界へ向けて、自分や周りを問い直して、いっしょに先へ進もう……私には通して聴くと堂本ふたりがそう言っているように感じられてならない。そんなコンセプトの歌が他にもたくさん選ばれている。


 私は、そんな堂本ふたりの想いを受け止めて、彼らとともに未来を作っていきたい。過去をぐだぐだ議論しているひまはないのだ。

posted by さとる at 22:30| 私を支える歌

2007年08月02日

作詞家・阿久悠さんを悼む

 ピンク・レディーが全盛の頃、新曲がどんな歌詞になるのかとても楽しみだったことを思いだす。「透明人間 あらわる あらわる 嘘をいっては困ります あらわれないのが透明人間です」阿久悠さんのすごい歌詞だ。

 そんな面白い歌詞の一方で阿久悠さんは、「あの鐘を鳴らすのはあなた」(和田アキ子)では、「あなたに逢えてよかった あなたには 希望の匂いがする」とものすごく印象的なフレーズで始め、「砂漠」の町の中で人間と愛を信じることを、優しく温かくつづっていく。「やさしさや いたわりや ふれあう事を 信じたい心が 戻ってくる」……。

 そんな阿久悠さんが、8月1日、70歳の若さでこの世を去った。早い。早過ぎる。


 阿久悠さんの世界は果てしなく広く、想像力は抜群で、いろいろな人間の心情を教えてくれた。1965年の作詞家デビュー以来、21世紀まで、時代の感性を巧みに取り上げながら、新鮮で斬新な詞を書いていたことは驚異的なことだ。

 ひとつひとつの単語とそのイメージをとっても大事にし、わかりやすく表現する。簡単に単語が並べられているようで、それぞれの単語から、またそのつながり方から、そして全体から、明確なイメージがすっと立ち上がる歌詞は見事というしかなかった。

 とりわけ70年代のアイドルたちに書いた詞は輝いている。ピンク・レディー、山本リンダ、岩崎宏美、伊藤咲子、桜田淳子、石野真子、柏原芳恵、西城秀樹、フィンガー5、沢田研二……今も歌詞の中のいくつかのフレーズは、自分の記憶のかけらと結び付きながら、くっきりと浮かび上がる。1977年12月3日付の『オリコン』シングルチャートでは、阿久悠さん作詞の楽曲が100位までに17曲もチャートインした。


 好奇心はおう盛で、どんなことにもどん欲に関心を持ち、勉強を怠らずに作詞活動を続けたそうだ。自身の体験も活かしながら、1曲の中に信じられないくらい壮大なドラマを織り込んでいた。プロ中のプロ、といっても言い。

 ミュージシャンが詞や曲も書くことが「当たり前」に近くなってきた現在では、職業としての作詞家・作曲家の存在感がじわじわと薄れている。阿久悠さんのように、今ヒット曲をたくさん手がけている作詞家・作曲家をあげるのは難しい。

 これからこんな作詞家は現れるだろうか。阿久悠さんのご冥福を祈ると同時に、その遺志を継ぐような、言葉を紡ぐ人が出てきてほしい、と切に願う。
posted by さとる at 17:49| 私を支える歌

2007年07月30日

浜崎あゆみ「glitter/fated」にあふれる「愛」

 このシングルを聴いていると、あゆの音楽世界が間違いなく確立したんだなぁと感慨深く思い、心が安らぐ。

 タイトル(「glitter」)のようにきらびやかな音の中で、あゆのヴォーカルは常に微妙な陰影を私たちに投げかける。独特の声の出し方が、その「憂い」を加速させる。でも決して「絶望」はない。その発声が同時に心にじんわりと入ってきて、聴くほどに自分を内省したい気分になり、同時に再び苦しい道を進もうと思えてくる。


 歌詞には、そうしたあゆのトーンがさらにはっきりと現れている。「結局 欲しいものは 変わってない」「変わったものは 一体 何だろう 悲しい時に 泣けなくなった事? 悲しい時に 泣かなくなった事?」……。

 この詞をあゆ自身が書いたことを考えると、彼女の「答え」はまだまだ出ていない、と思わざるを得ない。

 求めている「自分らしさ」はまだ得られていないどころか、そこから遠ざかっているかもしれない……。アーティストとして、J-POP でこれだけの地位を占めるに至った現在でも、彼女の中にはいつも「生き方」として満たされないものがあって、それを「道」を求める僧のように求め続けているのではないか。


 「fated」でも運命のすばらしさを歌っているようでいて、運命の残酷さ、あるいはなかなか運命(幸運)をつかみ切れない人間の未熟さをも表現しているように感じる。

 でも決して希望は捨てていないのがまた、あゆなわけで、「glitter」では「今をただ 大事にして」、「この夏」「僕達は より強く輝きを増」して、「新しい旅」を始める。

 苦しそうでいて、自分をリアルに穏やかに見つめて、それを「優しさ」として届けてくれる……あゆの変わらぬヴォーカルが、かすかかもしれないけれど、私たちの心を1ミリでも動かす。


 最近私は、芸能界/音楽業界で自分らしく生きていくことは、ことのほか大変なことなのではないか、時には「正気」を保つのさえやっとな時期があるのではないか、と強く思うようになった。

 そんなタフな世界の中で、あゆがまだまだファイターでい続けていることがわかる、うれしいシングルが「glitter/fated」なのだ。

posted by さとる at 21:51| 私を支える歌

2007年07月10日

アンジェラ・アキ「たしかに」に救われる

 いずれ機会をとらえて書きたいと思っているけれど、いま私は、90代半ばに至った母親の介護のことで、心痛を抱えていて、日に何度もすべてを投げ出したくなるくらい苦しくなる。

 そんな今日、アンジェラ・アキの「たしかに」を聴いて、すごくパワーをもらった。


 いきなり彼女の力強いヴォーカルが、「たしかに たしかに たしかに愛はある」と歌い放つ。私はそれだけで、そうかもしれない……と気持ちが軽くなった。

 その後も彼女は勢いを途切れさせず、最後の「たしかに たしかに たしかに愛はある」のくり返しまでを疾走感をあふれさせながら歌い切る。

 歌詞のひとつひとつが共感できる。「無性に悲しくなる毎朝」……そう、朝起きるとすぐ未来が不安になる。「動けない 話せない」……そう、身体がどうにも疲れ切ってしまって自分の道を切り開けない。なかなか人にはこの窮状を語れない。


 「仲間のことばが胸に刺さる」。確かに、頑張れといわれても、限界近くまで頑張ってきてまだ頑張らねばいけないのか、と思う。……するといいですね、と言われても、そこに行くまでに自分が倒れてしまうかもしれないじゃないか。

 疲れると、他人の温かさがほしいのに、他人にちょっとでもずれたことを言われて傷つくのがイヤで、他人とのかかわりをうっとうしく思ってしまう。


 アンジェラ・アキは、しんどい状態の人間の心境を実に的確に歌っていく。あまりにぴったり来るので、思わずうなずいてしまった。

 ところが彼女の声には、「たしかに」希望が温かくこもっている。彼女のピアノにも、「たしかに」明るさが優しく秘められている。

 「たしかに たしかに たしかに愛はある」をフェイドアウトではなく、きっぱりと歌って曲を閉めた瞬間には、その言葉を信じてみたくなった。そんな気持ちが自分の中にあったことにもびっくりした。


 朝日新聞にアンジェラ・アキのライフ・ヒストリーが4回にわたって連載されていたけれど、デビューまでの道のりの険しさは想像を絶するものだったようだ。それでも支えてくれる人に次々と出会い、希望を持ち続けて夢を実現した彼女に対して、私はまっすぐに感動した。自分の経験から、彼女の詩も生まれているのだ。

 この CD シングルには、珍しいことに、彼女のコメントも付いていて、つらくてめげる時に「どうやったら自分を励ましてあげられるかと思って」この曲を作ったという。さらにそんな時に必要なものは「自分の周りにある大事なものや、素敵なことに気付くこと」だともいう。

 そう言われれば、私の周りにはパートナーを始めとして、「たしかに愛はある」し、そしてこの曲にも、「たしかに愛はある」ことで、明日から気持ちを少しずつ新たにできるかな、と思えた火曜日の夜だった。アンジェラ・アキ、ありがとう!

posted by さとる at 23:31| 私を支える歌