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2011年08月22日

シカトされる、制服向上委員会「ダッ! ダッ! 脱・原発の歌」

 この日本という国は、とことんとんでもない国なわけで、制服向上委員会という、1992年から活動しているアイドルグループの新曲CDが手に入らないし、宣伝もできないらしいし、インストアライブやライブハウス参加もキャンセルが相次いでいる。メディアもまったく無視しっぱなし!


 8月15日発売のそのシングルは「ダッ! ダッ! 脱・原発の歌」。8月6日の日記でも触れたけれど、手に入れるのに大変苦労した。アマゾンでは買えない。CDショップでも置いていないところが多いらしい。忙しい身には探し回るのはしんどい。タワーレコードで購入できると分かり注文するが、入荷まで1週間以上かかるとのことでキャンセル。結局、HMVに在庫があって買うことができ、やっと20日に家に届いた。


 けっこう優れたできだと思う。プロデューサーに無理やり歌わされている感などなく、歌っている本人たちも、一人ひとりそれなりに想いを込めて力強く歌っている。カップリングの「原発さえなければ〜福島の酪農家の方へ捧げます〜」も、切々と生まれ育った街や家に帰れない哀しみを歌い上げている。

 便乗ものでは決してない。このグループは、そのコンセプトが「ライブとボランティアを中心に行動するアイドルグループ」と説明されているように、阪神・淡路大震災、今回の東日本大震災でボランティアをやり、養護施設などを何度も訪問し、自然保護団体に協力し……と数えきれない社会活動を続けている。楽曲でも、テレビのあり方や、この国のしくみを問うたものさえある。それを来年で20年、いいかげんな姿勢ではここまでできないはず(こちらから「制服向上委員会」公式サイトをご覧ください)。


 なんてったって、歌詞が本質を突いている。「枝野さん信じてたのに〜」とかけ声が入り、「直ちに人体に影響ないなんて」と来る。「忘れないから、原発推進派、安全だったらあなたが住めば良い」と、私も言ってやりたい。言葉遊びなど遊び心も満載にまじえて、明るいメロディに乗せて、脱原発を訴える……のも大いにありだと思う。

 そして事故を忘れずに「覚えておこう、被害の大きさ」には完璧に同感。すでに風化が始まっている中で、「世界へ向けて叫ぼう、危険な現実を」(そう、この地球から原子力発電をなくさないといずれ地球にも住めなくなる)とともに、本当に忘れないでいたい言葉だ。

 カップリングの方も、「原発事故さえなければ、昨日と同じでいられたのに/こんな悲しいことは起きなかった」というサビを基調に、「あらゆる真実を隠す関係者」「(原発事故は)安全だといい続けた人たちの人災」など、まーーーったく正しいフレーズがビシバシ並ぶ。


 こうした表現のどこがいけないと言うのだろう。YouTube には見るに耐えない中傷が書かれ、音楽評論家もまったくとりあげない。なぜだ。もう歌いまくるっきゃないぞ。


posted by さとる at 17:30| 原発+音楽力