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2011年08月06日

放射能と付き合って生きる

 忙しい2週間だった〜。これで日記が書ける!

 最近つくづく思うことは、もうこの国は、放射能に汚され続けていて、私たちは全員、否が応でも、放射能と付き合って生きて行くしかない、ということだ。


 その中で大事なことは、「放射能が何マイクロシーベルト以下ならば安全」(大気中だけでなく、農地や食料・水も同じ)といういい方は、決して成立しないということだ。たくさんの専門家がいろんなことを言っているが、要は、こうした事態を人類が初めて経験するわけで、つまり、ある面では「実験台」にさえなっているわけで、放射能と人間の身体への影響との関係は「わからない」が正解なのだ。

 それを、無理やり線を引こうとするから話がややこしくなる。「ここからは安全」と言って、自己顕示したい科学者や政治家が多すぎる。私たちは、「わからない」から、それこそ放射能とどう付き合うかを自己決定しなければならない不安と付き合わねばならないのだ。どこに住み、何を飲んで食べ、緊急時にどう行動するか。


 それにしても、そのための情報が足りない。福島第1原子力発電所には、とんでもないホットスポットがあるらしい。8月1日は、ミリもマイクロもつかない、10シーベルト(毎時)が計測された場所が見つかった(数時間以内にほとんどが死亡する量)。棒の先につけた線量計で測ったと言うけれど、測った人は無事なのだろうか? そして、どうしてこんなに放射能が高い場所があるのか。明快な説明はない。少なくとも、福島第1原子力発電所から、放射性物質は放出され続けているし、それがおさまるのにまだ大幅に時間がかかることだけは確かだ。

 節電もわからない。いま各電力会社がどのくらいの発電能力を持ち、地域住民がどのくらい電気を使うのか、それを試算しようとしても、電力会社がデータを出さないので、学者も計算しようがないのだと言う。つまり、各電力会社の発表が「大本営発表」(権力ある者が自分に都合のいい情報だけを流すこと)になってしまっている。

 経済界や政界もわからない。日立製作所の川村会長は「菅さんが何と言おうと原子力の海外展開をやっていく」と、原子力発電を推進しようと意気盛ん。福井県の敦賀原子力発電所の3・4号機増設について、河瀬敦賀市長は、エネルギー確保と地元への経済効果から「絶対に必要」だから「早く着工すべき」。みんな、そんなに日本を滅ぼしたいのか。


 さらに、制服向上委員会という女性アイドルグループの8月15日発売の新曲「ダッ! ダッ! 脱・原発の歌」がなぜか買えない。アマゾン、新星堂、TSUTAYAでは商品自体が掲載されていない。HMV とタワーレコードは買える。オフィシャルサイトへ行くと、ポスターも貼ってもらえないらしく、通信販売を始めたとある。フジロック・フェスティバル’11の飛び入り出演もなくなったらしい。「便乗だ」など批判もあるが、内容は原子力発電推進派をおちょくっていて、個人的には好きだし、もともと社会的なテーマを歌っているグループでもある(原子力発電に関するシンポジウムも開くなど、マジなんだよ)。しかし、内容はともあれ、なぜこのCDが買えないのか、それはとにかくおかしいではないか。言論統制が始まっている?


 それでも、8月2日に、関西電力管内で定期検査中の7基の原子力発電所の再稼働を差し止める訴訟が、住民168人によって起こされたり、福島県南相馬市が、原子力発電所を作る(建設予定があった)ともらえる原発交付金を辞退して、脱原発の姿勢を明確にする、など、もっと大きくメディアに扱われるべきニュースもある。まだまだこれからが勝負か。


 長くなったので、改めてにするけれど、「放射能」とどう付き合っていくのか、考え抜くしかない。
posted by さとる at 14:44| 原子力発電