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2011年06月20日

こんど原子力発電所で事故が起きたら本当に終わりなんだけど……

 やはり、毎日のように、絶望感と希望とが交錯する。

 6月18日、海江田経済産業相は、各地の原子力発電所に関して、立ち入り検査などで安全確認ができたので、今定期検査や被災で止まっている原子力発電所の再稼働を要請した。ご丁寧に「私が直接地元へ出向いて説明する」と。電力供給の不安定化や電力料金上昇で、日本の経済にマイナスになるから、とも。


 そういう問題だろうか。何度も書いているけれど、もうひとつ国内で原子力発電所が事故を起こしたら、経済も何も、日本全体が住めなくなるかもしれない。そして、福島では、もう一生自宅には住めないかも知れない人たちがたくさんいて、語りつくせない苦しみを味わっている。なのに、どうしてそんなに経済が優先なのか

 もちろん原子力発電抜きで、電力は足りているのだけれど、仮に電気料金が上がろうと、電気を大量に使えなくなって不自由しようと構わない、まず「生き延びる」ことが人間にとって、いちばん大事なことではないのか。


 私は、さらにイライラしてしまう。なんと、翌19日には、自然エネルギーによる電力を電力会社が買い取る仕組みなどを定める法案を、今の国会で成立させる決意を示した菅首相が、この海江田提案を追認して「安全性が確認されたものは稼働していく」と言ってしまうのだから。何を考えているんだ、いったい!

 少しホッとしたのは、原子力発電所がある道県の知事が全員、そのまま現時点で再稼働を受け入れるつもりはない、と表明したこと(毎日新聞のアンケート)。福島県の佐藤雄平知事が「再稼働はありえない」と述べるなど、安全性が確認できたとは受け止めない、という声が多かった。

 しかし電車に乗ると、中吊り広告に「それでも原発 動かすしかない」という特集をしている雑誌の宣伝。やはり日本経済がダメージを受けるから、とあおり文句。原子力発電所の事故によるダメージはどうして考えないのか。いつもはこんなに宣伝をかけない雑誌だから、推進派から金が流れているのだろうか。


 そして今日の夕刊。菅首相を辞めさせようという民主党幹部は、自然エネルギーによる電力を電力会社が固定価格で買い取る仕組みを定める法案だけは通させないという。露骨だよ。この法案は経済界や電力業界に近い議員の反対が強いからだって。えーい、いったい国民目線の議員はどこにいるんじゃい!

 金を儲けたいために、原子力発電を続けたい人たちによって、滅びるなら滅びましょう。哀しいけど。

posted by さとる at 23:03| 原子力発電