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2011年06月09日

懲りない人々〜どうしたら「直ちに」目覚めてくれるのか

 今朝のニュースに、相変わらず腹が立ったので忙しい中ひとこと。

 文部科学省が、福島県内の11地点で放射性ストロンチウムの土壌調査を行った結果を発表したのだが、そのすべての地点でストロンチウム90が検出された(福島第1原子力発電所から60キロ離れた福島市でも)。ストロンチウム90は、カルシウムに似ていて、体内に吸い込むと骨に蓄積してガンを引き起こす可能性がある。放射能が半分に減るのにも29年かかる、やっかいなしろものだ。


 浪江町と飯舘村がそれぞれ、250ベクレル/キログラム、120ベクレル/キログラムと高かった他では、2〜80ベクレル/キログラム。これをシーベルトに換算するのは条件によって違うので難しいのだけれど、首都圏程度でそう高くはない。でも、他にも放射性物質はあるわけだから、それに加算されるのだ、ということは忘れてはならない。


 これに対して原子力安全委員会「検出された値は各地で検出されている放射性セシウムに比べて、ごく微量で、土の中にあることなどから、健康に直ちに影響するものではない」。土の中にあったって、どんなことで地上に出てくるか分からないし、農作物等の植物が吸い込むかもしれないではないか。

 そしてまたおなじみの「直ちに影響はない」。「直ちに」なくても、長期的にはどうなのか。こういう言い方の方がかえって不安をあおることが、どうして分からないのだろか。あらゆる「最悪の可能性」も含む情報を提示して、そのあと一人ひとりに行き方の選択をしてもらう、のがすじなのではないか。

 メディアは、もっとこういう問題を重視して突っ込むべきだし、土壌汚染については、たくさんの地点で、もちろん福島県外も含めて、徹底調査する体制を作るしかない。
posted by さとる at 10:53| 原子力発電