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2011年05月05日

[4月3日の日記]スタートラインを引くためのとまどい

[4月3日]

 4月2日、『3年B組金八先生』の終了にちなんで、8シリーズすべてのテーマソングを歌ってくれるというので、海援隊のコンサートへ行った。「思うところあって」2000年から、小さい町ばかりで公演をしているので、東京の大きな会場(この日は渋谷の C.C.Lemon ホール)でやるのは10年以上ぶりというのに驚く。初めは武田鉄矢も興奮気味で少しうわずっていた。


 いきなり「スタートライン」から始まって気分が高揚する。武田鉄矢が歌い終わって語る。『3年B組金八先生』が終わって、ゴールラインかと思ったら、震災。だから、自分たちも、この社会も「新たなスタートラインに立たねばならない」気持ちでオープニングに選んだという。原点の音楽活動を改めて充実させたいとも。

 武田鉄矢のトークはめっちゃ上手だ。観客を魅きつける、わかりやすくリズミカルな展開。話がまとまるとサッと曲へ。内容が「?」なところもあったけれど、学べる。「海援隊がいちばん人気があった時期に、メンバー(3人)の中はいちばん悪かった。いちばん『どん底』のときに再び仲良くなった」という話は考えさせられた。はちゃめちゃだけど、ポリシーを通し切って生きた彼の母親の話も、いまどんな行き方が求められているのかを聴かせてくれた感じがする。


 それにしても、渋谷の街は「気」がよくない。本当に久しぶりに行ったのだけれど、人はせわしなく、なぜかあせり急いでいて、「余裕」をほとんど感じない。結び付こう、シェアし合おう、という雰囲気がまったく漂わない人波をかき分けて会場へ行くまでに、ものすごく疲れてしまった。ネオンがかなり消えていたことに、(あえて言えば)新鮮さと反省(電気があふれる暮らしに慣れ過ぎ)を感じた心情も吹っ飛んでしまった。

 帰りはわざと遠回りして、人通りが少ない道から駅まで。でも、駅近くまで来ると、押し合いへし合い、気遣いのかけらもない人並みに、やはり徒労感を感じる。とりあえず、自分はこの街では暮したくない、そう思った。
posted by さとる at 11:10| 私を支える歌