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2010年03月22日

w-inds.「Another World」号に乗ってもうひとつの世界へ行こう!

 とある知り合いで、嵐大好き少年の中学1年生に、「w-inds. って知ってる?」ときいたら、「誰それ、全然知らない……」という返事がかえって来てかなりのショックを受けた。必死で、ダンスもうまくて、歌も最高で……とすごいグループなんだよと説明したが(アイドルという言葉は意地でも使わなかった)、説明で音楽を好きになってもらえるはずもない。


 そんな中で、ニューアルバム「Another World」。めっちゃ完成度が高い。それぞれの曲の出来、曲のバラエティ、練られた構成……最初の3曲(「Intercode」「New World」「CAN'T GET BACK」)を聴くだけでも、もう完全に「大人のアルバム」になっている。その少年に、アイドルという言葉を使わずに説明してよかったとつくづく思う。


 3人の歌い方は、かつてないほどに安定し、安心して聴いていられる。さらに、曲ごとに付けられる「色」が多彩になってきて、アルバムを聴いていて飽きるということがない。この「うまさ」は、本当に3人のたゆまぬ努力でここまで来たものだろう。ひたすらうれしい。

 ダンスあっての w-inds. なのだから当然といえば当然なのだけれど、3人の声そのものが、いや歌う身体そのものがリズムボックスのようで、どんなテンポでも、どんな拍子でも、どんな音譜の並びでも、気持ちよく表現されている。

 ヴォーカルも、明らかに歌い方に変化が起きている。日本語の発音がますますくっきりと明快になってきて、言葉ひとつひとつの意味が間違いなく伝わるように歌われていて、これは彼らの内面的成熟が伴わないと起らないことだな、なんてことも感じた。ヴォコーダーなどの使い方もほどよくセンスよくカッコよく彩りを添えているし。


 アルバムに入っている曲たちも、今回はとりわけ「ポップ」であるように思う。サビやラップの配置が巧みで w-inds. 号に乗って音の世界を旅している気になる。ところどころで脱線や遊びもあるし。おいしいメロディ=覚えやすいメロディももりだくさんだ。「Rain Is Fallin'」の構成なんか、爽快の一語に尽きる。「Don't remind me」「Prayer」などは歌詞も含めて新しいロック(見方を変えれば、R&Bといってもいいくらいクロスオーバーしているけれど)になってるし。

 これだけの作品がありながら、音楽好きの中学生に届かない! ため息のでる業界だと思う。しかし「歴史は、地道に頑張り続けるものに、最後は微笑むようにできている……」という言葉を信じたくなるグループであることに間違いはない。ひたすら信じて、彼らとともに成長し続けたいと願う。

posted by さとる at 02:20| w-inds.