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2009年12月11日

w-inds. 「New world/Truth 〜最後の真実〜」は快心の作

 w-inds. の新曲「New world」、いいなぁ。曲に「流れ」があって、ギンギンのイントロから潔く終わるエンディングまで、実になめらかに進んでいく。しかも決して平板ではなく、見事にメリハリがある構成になっている。


 今回は言葉のたたみかけ方がとっても魅力的だ。激しいイントロ→それに比べて穏やかに歌に入る→次節で歌詞の各節の語尾に力を込めてパワフルに歌う→続いてラップと強く結び付ける→“don't care”のくり返しがこの上なく印象的なサビ……いつものように日本語をはっきりと発音してくれる彼らの本領が発揮され、歌詞が心地よく身体にしみ込んでくるところが秀逸。

 ハードな部分はロックしてるし、サビはうれしいくらいポップだし、R&Bテイストもちりばめてるし、かつてヒット曲はこのくらいおいしく作っていたんだよ、と言わんばかりに、聴き心地のいい曲になっている。


 一方、両A面の「Truth 〜最後の真実〜」は、完全なヒップホップ。ここまでクールに決められると、鮮やかというしかない。3人のコラボレーションがずしーんと伝わってくるのもうれしい。

 カップリングの「Fighting For Love」や「Tribute」も同じ構成で、3人の「からみ」がいつもより強烈に感じられる。ハーモニーも、ラップとメロディが絶妙なタイミングでつながっていくところも、ますます進化しているなぁ、と思わずにはいられない。

 つまり3人が発する「言葉」たちをとっても大事にした曲作りがされているところが、やっぱしうれしいわけで、これからもこの路線を堅持してほしい。


 今回はPVもかなりよくできていて、「New world」「Truth 〜最後の真実〜」とも、3人のダンスがたっぷりと「均等に」楽しめ、プライベートモードの映像をさりげなくはさみ込むタイミングも悪くない。彼らのカッコよさが映像からあふれてくる。

 多国籍な人々が集うホールの中で踊る3人(「New world」)の存在感も強力で、「大人」のオーラが出ている。アップで彼らの身体の動きの鋭さをたっぷり味わえる編集にも満足。PVもこの路線を続けてほしい。彼らのダンスのすばらしさをきっちり伝えるために。


 それにしても、どうして「紅白歌合戦」に出られないんだ、とか、アジアツアーが大成功しているのに、どうしてもっと大きなニュースにならないのか、とか芸能界の果てしなく疲れる「事情」に、気持ちが切れそうになる。

 しかし、いいものは残るんだ、という確信を持って、彼らが創り出している音楽とダンスによる「世界」を伝え続けていかなければならないんだろうなぁ。
posted by さとる at 00:18| w-inds.