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2009年06月03日

関ジャニ∞ライブはパズルが完成した充実感[前編]

 6月2日夜、関ジャニ∞の「PUZZLE」ツアー、東京ドームのライブを「観戦」してきた。相変わらずの大サービス、ダブルアンコールまで、3時間めいっぱい楽しませてくれた。


 実はライブに行く時、ライブを楽しみながらも、ふとこれをどんな風にブログに書こうかななんて意識している時がある。キーワードはこれだ、なんてちらっとメモしちゃったりしたこともあった。

 しかしこの日の関ジャニ∞は、いつも通りの「爆走」の中で、3時間ずっと、何も他に気を取られずに、ライブにひたり続けることができた。心から「楽しかった」と言える。


 その源はふたつあって、まず大きいのはメンバーたちの笑顔の山だ。私は、「全員」がここまで楽しそうにライブをやるグループを他に知らない。この「全員」というところがポイントで、大人数のグループで不協和音がない、というレアなケースの証明にもなっている。

 コントコーナー「∞レンジャー」にそれがよく現れている(前回なかったのが復活)。正義の味方「∞レンジャー」が3対3に分裂してしまう(村上だけ両者を見守る)。片方ばかり目立ちやがって、が理由だ。お互いに投げかける非難の言葉がリアルで、リードヴォーカルとりやがってとか、歌がうまくていいなとか、曲を歌う時カッコつけられていいなとか、実際にグループ内にあった(今も少しある)立ち位置の違いそのものをギャグにしていて、本気かもと思わせるくらいひやひやする。大阪弁だからそのきわどさを上手に表現できるのかもしれない。

 こんなコントができるほど、お互いの立場を理解し受け入れ、支え合っているのだから、それがステージに反映されないはずがない。稀有な「仲のよさ」が創り出す「温かさ」をベースにした笑顔たちだから、私たちもそれぞれの個性的な表情に、癒されまた魅かれていく。コントはもちろん仲直りしてハッピーエンドなのだけれど、このケンカと仲直りは、一貫して「∞レンジャー」のテーマになっている。その微妙にリアルなところにいつも感動してしまう。


 もうひとつの源は、ツアータイトルにもなっている最新アルバム『PUZZLE』のすばらしさだ。このアルバムを聴き込むと、フォークおよびロックフィールドの作家陣に曲の大半を書いてもらっているのだけれど、どれもが、今の関ジャニ∞のメンバーたちの想いを、さりげなく反映させた作品に仕上がっているのだ。

 一部はライターが関ジャニ∞の話を聴いて書いた、とも伝えられているから、あながち私の推測に過ぎないとも言い切れないだろう。つまり今まで以上に、関ジャニ∞たちが曲に感情移入しやすくなっているのではないか。自分たちで曲を作ったのと似た状況になっているのではないか。

 ライブでは、『PUZZLE』収録曲(特典 DVD も含めて18曲)をぜんぶやってくれた。歌詞への思い入れといい、メロディへの乗り方といい、メンバー間の歌のつなぎ方といい、そのどれもが出色のできだと思った。果てしなく楽しかった。


 実際アルバムの中核をなす「パズル」という曲では、スクリーンに、メンバーの若い頃の写真が映し出され、古いアルバムに「無邪気な顔で笑ってる みんながいる」で終わる歌詞は、原点を忘れまいとする彼らのポリシーと読めないこともない。写真に湧く会場を気にせず(いや少しだけ気にして……そこがいいのかも)静かに歌うメンバーたちは美しかった。

 人を傷付けてしまい、一番大事なことを忘れ、誰も信じずに生きていて、ひとりぼっちになってしまった……「今は泣かせておくれ」と歌う「渇いた花」に込められた情感にも、ゾクッとするものがあった。

 何万回も夢を見て、何万回も諦めても、これからだぜ、「どの道 この道 俺道ストレート」と超元気よく歌う「ゴリゴリ」や、希望の花が咲いている今が旅立つ時で、それぞれの未来へ「咲いて生きよ」(←そのままタイトル)といった応援歌には心底励まされて、自分の「力」を引き出してもらえる。もちろん大ヒット「無責任ヒーロー」も最高だ! 


 そして恋愛も、素敵な歌たちの中核にある。「キミ」を乗せて去りゆく終列車を、結局は追いかけて行く「My Last Train」も、月並みと思われがちなテーマを「Love Love Love」の印象的なサビや情景のしっかりした歌い込みによって、切なさがしみわたる。

 「どんなに離れてたって傍にいるから」のサビ、「そう きっと かっさらいに行く もっとお前に ふさわしい俺になって」はひたすらカッコよく、28歳から24歳と実はけっこう人生を生きて来たメンバーたちの(デビューが遅かった、まだ5年)恋愛経験を反映させて歌えるようになって来た、と思わずにはいられない。

 とこんな風に書いて行くと、全曲解説してしまいそうになる。それほど、今回のアルバムは充実しているし、その全曲をやるというライブは、大成功に思える。
[すんません明日に続きます]

posted by さとる at 23:47| 関ジャニ∞