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2009年04月16日

関ジャニ∞最新アルバム「PUZZLE」の感激的完成度[前編]

 待ちに待った関ジャニ∞のアルバム(1年10ヶ月ぶり!)は、大きく変化した感じがする。


 DVD およびソロ曲 CD 収録曲を除く全15曲を聴いていると、ひとりのシンガーソングライターが、トータルに、曲順から、曲調のバラエティから、メッセージまで、練りに練って作りあげた作品のように思える。

 もちろん、関ジャニ∞は8人であり、それぞれの曲もいろいろな作家陣が書いている。しかし、それを関ジャニ∞が、今まで以上に関ジャニ∞色に染めることによって、ものすごい「統一感」があふれているのだ。

 そしてその豪華な作家陣を見るとさらに謎が解ける。野村義男(あのよっちゃん!)、林田健司、斉藤和義、カラーボトル、コダマックス(「歌謡ファンク」をやるというロックバンド)、THE イナズマ戦隊、SION(!すげー!)……その他にも、まだメジャーになっていないシンガーソングライターやバンドに曲を任せている。シンガーソングライター(もともとを考えると全員そうだ)やロックバンドばっかりではないか。


 よっちゃんの、ロック色が強いが、たのきん時代を思い出すポップスに仕上がっている「一秒 KISS」で豪快に明るく、はやる恋を歌うことで始まり、SION の「もっとお前に ふさわしい俺になって」相手をかっさらいに行く、という珠玉のバラード(「どんなに離れてたって傍にいるから」)で終わる(編曲は白井良明!)。

 マジで、この構成にはやられる。それも、上に並べたフォーク&ロック系の中に、私の大好きな職業作曲・編曲家である馬飼野康二の曲が、何の違和感もなく収まっているからすごい。今までのアルバムにあった、既発売のシングルの突出感もない。時に意表をつきつつも、なめらかにアルバムは流れていく。

 これは関ジャニ∞アルバムの「革命」といってもいいかもしれない。歌唱力も大幅に向上し、表現力も鮮やかなくらい。その進歩にシンクロするような、見事なトータルアルバムだ。


 もうどの曲もすごいのだけれど、私の印象に特に残ったのは、まず、タイトル曲「パズル」(斉藤和義)。覚えやすいけれど聴くほどに深みと味わいが出てくる、ライブで聴いたら泣いてしまいそうな、美しいバラード。

 THE イナズマ戦隊の「ゴリゴリ」も、全員で歌うところが大迫力で、「小細工はなしさ」、この「俺道」をストレートに歩いていこうというメッセージが、ドッカーンと腹の底から響いてくる。

 中盤に配置された「My Last Train」は定番の「歌謡曲」路線になるのだろうけれど、単純にしっとりではなく、一回突き抜けた感じの歌い方で、失恋の情念を歌い上げていて、しっかり前後の曲とつながっている。


 そのほか、アレンジが変わって聴きやすくなった「イッツ マイ ソウル」、斬新なリズムに挑戦して心地よい「プリュレ」、もちろん馬飼野サウンド全開でうっとりしてしまう「咲いて生きよ」、王道を行く一途なドリーマーを励ます「ギガマジメ我ファイト」(THE イナズマ戦隊+林田健司)……書き出すと止まらない名曲ぞろいだ。

 そして再び書くけれど、最後の「どんなに離れてたって傍にいるから」は、計り知れないほど素晴しい。ここに至るまで、毎回関ジャニ∞の曲が発表されるたびに書いていることだけれど、メンバーが歌を引き継いで歌って行く構成がますます洗練されていて、ヴォーカルが自在に交替していき、関ジャニ∞という大河を織り上げていくさまは、感動的ですらある。

 それにしても「どんなに離れてたって傍にいるから」はいい。涙が出そうだ。[つづく]


 
8→1


posted by さとる at 23:45| 関ジャニ∞