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2009年03月26日

大野靖之@発展途上[前編]

 アーティストともに成長していくのは、時としてとってもつらい。アーティストの模索や試行錯誤、そして「変化」は自分の想いとずれることもあるからだ。でも、いちど惚れたら、ファンとしては、応援団としては、意を決して、耐えてついていく、というのが「仁義」なのだろう。


 特に今年1月14日に放送された「NONFIX」で放送された1時間の大野靖之さんのドキュメンタリー「心の言葉を探す旅」では、ここまでさらしてしまっていいのだろうか、というほど彼の苦悩の姿が表現されていて、胸が痛くなった。

 もっとのびのびと自由奔放にやってほしいと、強く思った。どんな曲を作るかは、人に尋ねるものではなくて、自分の内面から湧き出る「歌いたいもの」を歌えばいいんじゃないの、と「余計なおせっかい」を言いたくなった。

 でもファンとは、アーティストに決して口を出せる存在ではない。寂しいけれど、その距離があってこそ、ファンでいられるのであって、それを超えたら「チーム」あるいは「製作(仕事)仲間」になってしまう。


 そんなわけで私は、大野靖之さんに比例して、暗中模索な気持ちになったまま、3月25日のライブを迎えた。場所は東京都品川のグローリア・チャペル(キリスト品川教会)だ。


 私の勝手な想いとしては、最近出ているテレビやラジオ、あるいはライブなどで、彼のMCがどうも気になっていた。無理をしているのではないか、強がっているのではないか、テンションを高めすぎているのではないか……。

 これもファンの勝手なイメージの押しつけではある。でも心地よいおしゃべりを安心して聴きたかった。

 そして私の想いは、最後のMCで、かなった。


 自分は今「進化の途中で」、「いろんなことを試してみたい。いろんなことをやってみたい」「終わることと始まることをくり返したい」「居心地のいい場所は大好きだけど、ずっといちゃいけない。自分はこれでいいんだ、と甘えたくない」。

 「今回もやりたいことをスタッフに話して、リスキーだ(危険がある)と言われたけれど最後はみんなOKしてくれた」。「自分は発展途上で、今以上でも今以下でもない」「想いとか愛がないといいものは作れない。そして希望や勇気や元気を(聴く人に)あげていきたい」……。


 久々に大野さんのまっすぐで正直な叫びを聞いた気がした。ほんのりとうれしかった。まだまだ信じて、彼の「進化」についていかなくちゃ、と思った。

 初めて聴いたわけではなかったけれど、その直後の新曲「光射す方へ」には、極め付けのソウル(魂)がぶち込まれていた感じがした。早く音源を持って聴きたい、と久しぶりに思った。

 アップテンポで、彼の気持ちが込められ、歌い方も歯切れよく、エンディングにふさわしいメッセージが伝わってきた。ホッとした。

※ライブの様子は後編で!(今日深夜にアップします)

posted by さとる at 13:22| 大野靖之