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2008年09月27日

渋谷すばると FiVe の元気もりもりライブ[後編]

 9月25日、東京お台場の特設会場で行われた「渋谷すばる with FiVe LIVE 2008」「Flat Five Flowers」へ出かけた。それは一大ロック・スペクタクルだった。


 ロックバンドは、オーディエンスを盛り上げるために、簡単で覚えやすい曲を用意して、いっしょに歌う、という手法をよく使う。この「Flat Five Flowers」も例外ではない。

 「Flat Five Flowers のテーマ」というシンプルな曲をみんなで歌って行く。特にダブルアンコールでこの曲をやった時は圧巻だった。何度も何度も「フラフラフラットフラワーズ」というサビの部分をみんなでくり返し歌って行く。覚えるにつれて会場は盛り上がっていく。今もこの部分が耳の中で聞こえていて離れない。


 ブロックごとに歌った後、年代ごとに歌うよう、すばるから指示が出る。10代、20代、30代、40代と来て、このへんからすばるはためらう。私もためらう。でももう歌うっきゃない気分に私もなっている。

 「50代〜」。「フラフラフラットフラワーズ」と私はできる限り声をはり上げてステージへ届けとばかりに歌う。歌ったのは数人だと思うが、周りからとっても温かい拍手が来る。私を見付けて微笑んでくれる人もたくさんいた。うれしかった。これが「陽気なバンド」ライブの醍醐味だ。

 さらに驚くべきことには60代もいた。続いてすばるが、おそるおそる70代へと進むと、「7歳!」の声。そうか、1ケタはやってなかった、と1ケタ台へ若返って、数人の子どもたちの、「よくわからないけれど楽しそうだから」的「フラフラフラットフラワーズ」。会場の興奮は極限に達した。


 これ以外にも、歌いながら、みんなで手をつなぐことを促す曲もあった。誘ってくれた右側の Y さんはもちろん、左側にいた女性も積極的に私の手をとってくれて、つないで手を大きく上に上げた。

 みんな家族だ、ここへきたら Flat Five Flowers のメンバーだ、と何度もシャウトする、すばるやメンバーたち。人とつながることの大事さを、一人ひとりが大切な存在であることを、伝えようとしていることは明らかだ。それも体温を感じる形で。また、「お父さんとお母さんがベッドの上で愛し合って、その一等賞のおたまじゃくしがオマエらだ、だからみんなナンバーワンだ」なんて「あぶない」ラップをシャウトする形で。

 これは、1960年代〜70年代のロックの原点ではないのか。私はふと、タイムスリップしている錯覚におちいった。現在、人と人とのつながりが弱くなっている社会にあって、心あるアーティストはそこをメッセージ化するのだろう、と思わずにはいられなかった。


 ただ、そのメッセージを MC でもさりげなく伝えてほしかったな、とちょっぴり残念に思う。メンバーたち自身が言っていたように「MC は課題」。もう少し語ってほしかった感はある。

 ただ、すばるには「照れ」があるのかもしれない。うれしいライブ、楽しい仲間、たくさんのファン……感情をうまく整理して言葉で表せないくらい想いが高まっていたのかもしれない。わざとぶっきらぼうな言い方をしたり、超短く話をまとめたり、わざとらしく乱暴なことばを使ったり。

 でもきっと、もっともっと自信がつき、ライブを重ねていけば、きっと彼の「語り」も変わっていくことだろう。


 それにしても、もっと男性に見も見せたかったライブだ。ロックバンドとしてのノリは、男性客中心に想定されているようにさえ見えるワイルドさを持っている。たくさんの人が、彼らが言うように、年齢も性別も超えて、このライブ感を味わえるようになったらいいなぁ。


 帰り道、Y さんから、納得のいく話を聴いた。まだ関ジャニ∞結成前、渋谷すばるが仕事がうまく行かず落ち込んでいた時期に、FiVe のメンバーが「バンドやろうぜ」とすばるに声をかけ、すばるを励ましつつ5人で音楽を作り出していたのだ、という。

 それが8年前のこと。そう言えばこの日披露された新曲の中でも、「8年越し」でも夢はかなう、と歌われていた。当時5人が作った曲も歌われていた。

 だからこの日の5人が「再結集」できたことは、奇跡的でさえあり、5人にとっても、感動的でうれしくて仕方がないことだったのだ。だから、あの温かさが生まれ、「縁」や「夢」や「人間」を大事にするトーンがバンドの満ちていたのだ。そんな場に行くことができてよかった、Y さんありがとう!


 関ジャニ∞の活動との両立は大変だとは思うけれど、「武道館に出たい」なんて夢を語ったメンバーもいたし、すばるも CD を出したいと言っていた。この明るく陽気なロックバンドの CD はぜひ聴きたい。元気が出る特効薬になりそうだから。

posted by さとる at 23:01| 関ジャニ∞