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2008年09月06日

「生きづらい」という言葉にじわりじわりと実感がこもるようになってきた[後編]

 きのうの話を具体的に……。身近にも、ちょっと拾うだけでこんなに現実が見える。


 契約社員から正社員になったAさんは、その実力を買われたのはいいけれど、離れた2つの店舗を担当することになり、土・日は休みのはずだったのが、いろいろなことにかこつけて引っ張り出され、人材がいないのに急成長している会社であることも加わって、残業と休日出勤が激増している。

 今までは遊びに使える時間もあって、心身のバランスがとれていたけれど、休日の仕事はかなりストレスになっているという。あるイベントの手伝いを楽しみにしていたけれど、結局前日にキャンセルした。


 契約社員のBさんは、翌月のシフトが、月末まで、時には31日(30日)まで決まらない。仕事の関係上、土・日が絶対休みにならないために「平日休み」の人としか遊んだり飲んだり会ったりすることができない。それも、シフトが決まらないと、友だちと約束することもできず、休みの日がなかなか有効利用できない。孤独に感じる時がある。

 店舗が多く、急に人が足りなくなった店へ突然行ってくれないか、と頼まれることもある。休みの日にそれを言われることもある。社長にも期待されていて、給料は増えるものの、自由度がない。Bさんは最近、転職を決意した。


 派遣社員のCさんは、シフトで働いているものの、会社の都合で、シフトがころころ変わる。事前に希望を出して、ここだけは空けておいてほしい、と指定した日など軽く無視される。

 その変更を飲まなければ、居づらくなることは必死なので、きっぱり反論することもままならない。先日も、大事な友人との約束をドタキャンすることになった。


 どうしてこんなに、会社側の思うがままに人が働かされてしまうのだろう。社員あっての会社、なんて言い方は「死語」になってしまった。契約社員・派遣社員・アルバイトばかりでなく、正社員にも過剰な負担がかかっている。

 そしてこの「分断」された人たち同士が、職をめぐって争わざるを得ないしくみになっいるから、力を合わせて会社に抗して行くのはとんでもなく困難だ。それでも組合を作って労働条件を何とかしようと活動している人が増えつつあるという。希望はある。
posted by さとる at 23:22| 理不尽なこと