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2008年07月14日

大野靖之、3年前と今、その飛翔

 3年前の8月、私が住む千葉県船橋市にあるデパートの中のアーケードで、ひとりの青年が6曲・30分間のインストアライブをした。昨日の BRUG と時間も曲数も同じ形だ。


 その時に私がブログに書いたこと(当時はオリコンブログ)はこうだ。「すばらしい。これだけきれいで伸びやかなボーカルを聴くのはかなり久しぶりだ。『生』の声に圧倒されるのに、その中に心地よく身を委ねられる。きわめて歌がうまいのに、いやみやおごりのかけらもないのだ。ひょい、というくらいたやすく高音と声量が出せる彼の歌唱は、周囲の騒音を忘れさせ、一気に彼の世界へ連れていってくれる」。

 一方で私は人の集まりが悪かったことも「もったいない」と書いている。そしてそれでもはつらつと、また熱く歌い語る彼はカッコよかったとも記している。


 同じ日の彼のブログでは「以前からこの場所ではライブをやってみたいと思っていたので、気合入れてのぞみました。しかし、険しい道はまだまだ続きます(笑)。無名の新人に人立ち止まらずいやいや、これは僕の実力の甘さです。知名度のせいにしてはいけません。近いうち警備がつくぐらい大変なことにしてみせます。そんな中応援に来てくださったみなさん、本当にありがとうございました」と書かれていた。


 それから3年。彼は学校ライブという「授業」を地道に積み重ねて300校を超えた(6月)。レコード会社も移籍して、アルバムも出した(「僕が今 出来ること」)。テレビでもたくさん取り上げられるようになった。チバテレビととちぎテレビの『高校野球ダイジェスト』のテーマソングに彼の歌が使われている……。

 そしてついに、7月6日、第22回『人間力大賞2008』(青年版国民栄誉賞)のグランプリを受賞した(偶然彼のメジャーデビューの日で母親の誕生日!)。「夢」はかなうのだ。私もあきらめないぞ。


 その「彼」とはもちろん、大野靖之さんのこと。この3年、悩んだことも、苦しかったことも、つらかったこともあったという。それでも自分には音楽しかないと、プロでいるために必要なことと、自分の伝えたいこととの折り合いを結果として見事につけてきた。その生き様そのものと、それが見事に表現されている楽曲に感動する。

 さらに感動するのは、その賞をもらっても大野さんがおごるどころか、ますます謙虚に自分の人間力を磨いていくことを宣言して、学校ライブを今までと変わらずに、しかし今まで以上の自信と目標を持って続けていること。ある意味で「闘い」続けていること。私も闘い続けよう、と心から刺激を受ける。


 だから大野さんに、過剰な「おめでとう」は似合わない。子どもたちに「夢」をあきらめないことや愛や人間としての温かさを伝え続ける彼をそっと応援するだけでいい。彼の「挑戦」は始まったばかりなのだから。心配なのは、過労になることだけだ。

 でも、とは言え、彼の3年間の過程を、やはり自分のことのように見てしまいつつ来た私としては、うれしいよね、うん、うれしいったらありゃしない。よかったね、大野さん。なんてったって他の若いシンガーソングライターたちの励みにもなるし。

 大野さんは新曲で「泣いていいんだよ この雨は 明日には上がるから」と歌う。この言葉が、彼の声で優しく歌われる時、救われた気持ちになる人が、今までもこれからも、たくさんいることだろう。私もそのひとりだ。


▼昨日の BRUG へのメッセージ→大野さんの3年間をみて、「夢」を捨てずに「闘い」続けてくださいねっ!

posted by さとる at 23:36| 大野靖之