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2008年06月13日

「ひょっこりひょうたん島」と「CHANGE」

 昨日に続いて「CHANGE」(フジテレビ系・木村拓哉主演)の話になるのだけれど、おなじみのテレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」に、似たストーリーの話がある。


 まず「CHANGE」の方から説明すると、木村拓哉演じる朝倉啓太を日本政友党総裁に担ぎ出し、内閣総理大臣に据えたのは、同じ日本政友党総務会長の神林正一(寺尾聰)の陰謀だった。

 内閣支持率が最低になった前首相(セクハラ疑惑が駄目押し)の後継を決める時、神林正一は考えた。政治に素人だけれど、メディアにイケメン「国会王子」として取り上げられ人気の高い朝倉啓太を史上最年少の首相にすれば、政友党の支持率も回復する。そこで総選挙をやり圧勝したら、適当に、スキャンダルでも政策上の問題でも起こさせて、朝倉首相を辞めさせ、自分または自分の派閥から首相を出して権力を握る。それまでは朝倉を「操り人形」にしておけばいい。

 この計略は見事にうまくいくかに見えた。しかし神林正一は、次第にそれが誤算だったことを悟っていく。


 というのは、何もわからないから全てを神林正一に任せると思ったのに、朝倉啓太は全て自分で考え、徹夜で勉強して、自分で判断を下すようになっていくのだ。

 今週の米国特使との交渉でも、米国特使がどうせ上林に操られているから何も知らないだろうと、米国の要求の第○項を言ってみろ、と挑発するが、朝倉首相は正確にその条項を答え、特使をあぜんとさせる。

 そして災害とあれば、自分から飛んでいき、的確な指示を飛ばしていく。前回はダムによる海水の異常に対して国の責任をしっかりと認めることさえした。


 これにそっくりなストーリーが「ひょっこりひょうたん島」にもある。ゴリラのギャング、ウクレレマン・ダンが登場するシリーズで、ひょうたん島を拠点に世界の経済を支配しようとたくらむダンは、抵抗する大統領ガバチョたちがうざったくなり、「操り人形」の大統領を立て、島を自分が乗っとろうとたくらむ。[ちなみにダンの声は「ウクレレ漫談」で当時大人気があった牧伸二がやっている]

 しかしダンが「かいらい」政権の候補に選んだキッド坊や(こちらも島民最年少)は、子どもたちの支持を得て僅差で当選した後、ダンの言うことを聞かず、全て自分で調べ、考え、判断して、見事にガバチョ以上の「善政」を始めてしまう。学校の宿題廃止なども入っていた。

 ダンの一味が発明した「人工卵」(全世界のニワトリを島に集めておいて、全世界の人間に売ろうとした)は、公聴会を開き、博士にちゃんと分析させた上で「まずい」から「発売停止」措置!


 「ひょうたん島」では、最後はダンたちギャングが力づくで島を乗っ取ろうとして派手な闘いになるが、「CHANGE」はどうなるのだろうか。

 歴史は、かいらい政権(「かいらい=傀儡」は他人の意のままに動く人間、操り人形と同意)が長持ちした例はない、と教えてくれている。もっともわかりやすいのが、日本が中国の東北地区に作った満州国だ。「ひょうたん島」は、簡単に人は他人の意のままにならないことを教えてくれている。

 私たちも、誰かの「かいらい」にならない生き方を見つけなくちゃ。

posted by さとる at 00:03| 理不尽なこと