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2008年05月06日

ランキングの意味

 『オリコン』は CD 売り上げのランキングだけでなく、「CS(満足度)ランキング」というチャートも作っている。これは、エステ・フィットネスクラブ・病院・プロバイダー・英会話スクールなどについて、実際の利用経験者にネットを通じてアンケート調査したものによって「サービス満足度」指数を出して、その順位で並べたものだ。

 その中に「大学受験塾・予備校」というのがあって、トップは「早稲田塾」になっている。


 アンケートの仕方については、実際の利用者であることをきちんと確認するなど、『オリコン』サイト上で説明されており(詳しくはこちらから)、「大学受験塾・予備校」の場合は、サンプル数が1105人だ。

 どうだろうか。丁寧にサンプルを処理していることはわかるが、この数でリアルな評価が下せるとはちょっと思いがたい。だから『オリコン』側も、「必ずしも実際のサービスを保証するものではありません」「あくまでも『いいサービス』を選ぶための情報源の一つであり、(中略)参考としてお使いください」と注釈を付けている。

 しかし先日、私は東京都内のある駅で、「オリコン調査満足度1位!」とキャッチを付けた「早稲田塾」の広告を見てしまった。つまり、信頼度がじゅうぶんではないデータが、『オリコン』の知名度も手伝ってひとり歩きしていることになる。


 私がもっとも長くやった仕事は予備校講師であり、今もその人脈から塾の講師を特別な期間だけ頼まれたり、個人指導をしたりもしている。

 その中で痛切に思うのは、どこの塾・予備校がそれぞれの受験生に合うか、一般論はあることはあっても、個人の性格や実力や動機などによって、全く違ってくる。

 その意味で、私が相談されたとして、この『オリコン』ランキングはほとんど役に立たない。ここにランクされていも、受験生にえらく不親切なところもあれば、ランクされていなくてもある受験生には最高のコーチが可能なところだってある。


 何でもランキングにすればいいってものではないんじゃないかなぁ。順位が出てしまえば、その算出方法とか信頼度とか、見事にみんな気にしないで数字を追ってしまうのは、視聴率を見ればよ〜くわかる。

 それが「勝ち組」「負け組」的発想につながるとしたら、なお罪だ。

posted by さとる at 00:04| 音楽の周辺