「いのちを歌う〜涙の学校ライブ〜」と題された、30分のドキュメンタリーは、その大半を、大野さんとお母さんとの関係性を描くことに割かれていた。
そこに現れた大野さんの母親への想い、また大野さんのお母さんの大野さんへの深い愛情は、紛れもなく本物だ。母親との別れと愛が、大野さんの人生の核を作ったと言っても過言ではない。
さらにそれは、力の強いものだけが「勝ち」で「幸福」だとする、相手を思いやることを忘れた社会に対して、それに対抗できるくらいリアルに、大野さんが「夢」や「愛」の力を表現する源になっている。
だから、大野さんのブログのコメント数で分かるように、大野さんが母親を歌に表現しながら生きる姿は、番組を見てたくさんの人に感動を与えた。
だからこそあえて言わなくてはいけないのだけれど、これからが「勝負」なんだ。
北海道で、テレビ・ラジオ・新聞そしてインストアライブが組み合わさった大きなキャンペーン中の大野さんは、まもなく4月27日になろうとする時間に更新したブログで、戸惑いをかくさない。
大野さんは「ユーキャンと事務所がしっかり用意してくれた『メジャーキャンペーン』に戸惑い、わからないことだらけでした」と書いている。そして自分のアルバムを本気で売ろう、またアーティスト大野靖之を応援しようというたくさんの人たちの素敵な「気」にふれて、多くのことを学んだと続き、それに心から感謝している。
この率直さと謙虚さが、そう、大野さんのすんごくいいとこなんだよね。舞い上がったり、いばっちゃったり、飾っちゃったりしない。
つまりレコード会社(ユーキャン)も事務所(オフィスコットン)も「勝負」を賭けている。だから大野さんのプライバシーをも(悪い意味でなく、それが原点だからこそ)ドキュメンタリーにするし、たくさんの人に彼のよさを伝えるために全力を挙げている。
だからいずれは、大野さんは「母親を歌うシンガーソングライター」を超えて、さらに大きくはばたいていくことが想定されているし、またそうあってほしいし、彼の強い意志によってそうなるだろう、と私は思う。
だって、大野さんは「発見!人間力」に現れた側面だけでなく、たくさんの引き出しを持っているわけで、ほとんど「発見!人間力」では語られなかった、彼の音楽的才能のすごさとか、彼がまだまだ抱えている他のメッセージとかをこれからどんどん出していかなければならないのだ。
芸能界・音楽業界というのはとっても厳しいところで、感動を与えても一瞬で忘れ去られてしまうこともある。決して大野さんがそうならないために、これからが「勝負」なんだ。大野さんは闘い続ける。
[誕生日にこのブログが書けてうれしい